シモーネ革の手入れの仕方を教えて下さい。
シモーネ(オイルドレザー)は多くオイルを含んでおり、すでに革の内側から表革に現れております。そのため、お手入れのために重ねてオイルを塗る必要はなく、いつも乾拭きを繰り返すだけで艶やかな光沢が生まれ、使えば使うほどに味わいが増してきます。
製品到着時点で、革に模様ムラ・色ムラや線が入っているように見えるのですが。
万双の使用する革には、天然であることを証明する下記特徴があります。
・シボ
シボとは革の表面にでる文様(しわ)のことです。例えばシモーネ革の場合、職人の施す"手揉み"の工程により革独特の風合いを出していくのですが、天然革を使用する場合、全表面が同一のコンディションとはいかないため、部分的にはシボ感が目立たないことがあります。
※コンディションの悪い革素材に"型押し"を施すことで、全体のシボ感を綺麗に表現するものもあります。しかし、それでは型押し時の熱処理のため表面が焦げ付いた感じに仕上がり、革独特の風合いが損なわれてしまうため、万双ではこの手法を採用していません。
・血スジ
特に、革の風合いををそのまま使用する場合に表れます。人間の手甲に見られる血管のように、皮膚のすぐ下を血管が通っていた跡で、これもまた天然革を使用している証と言えます。
・色ムラ
万双で使用する天然革素材は、全て手作業による「染料染め」の工程を経ています。天然の革素材は部分によってその厚さ・密度共にムラが生まれるため、染め込む作業において出来る限り均質性を求めていきます。この工程、すべて手作業ゆえ、二つと同じ染め上がりの革がないのも、天然革の特徴と言え
ます。
・トラ
牛の首周りや肩部分、手足の付け根部分など、皺が寄る部分に見られる天然革の特徴で、革の表面に大きな筋のようなものが入ります。これもまた天然革を使用している証でもあります。
・バラ傷
牛同士のじゃれ合いによる傷や木々でひっかけた傷などが、革素材へ仕上がる段階で残っていることがあります。万双では、とりわけ目立つものに関して使用を避けておりますが、それを天然革の風合いと判断したものに限り、そのまま製品に使用するようにしています。
色落ちの心配はありませんか。
万双で使用する革素材の色目は吹きつけ塗装でなく全て「染料染め」の工程を施しております。そのため、長期間その独特の色目を保ちます。日常使いで、色落ちすることはほとんどございませんが、
・激しい摩擦
・鞄の表面が雨で塗れたまま白い服と擦れる
・汗をかいたシャツが鞄と擦れる
といった状況におきましては、色落ちの可能性もございますので、お気をつけ下さい。
万双独自の金具製造工程があると聞いたのですが。
万双製品のうち、ロービキダレスや細マチダレスの手管・錠前、ロービキトートのビスなど、製品の表情を作る重要な金具については、真鍮からの削り出し金具をオリジナルで製造しています。この技術、実は航空機製造時の使用ネジを生産する工場に特注でお願いしています。
修理はどこまで受けてもらえるのでしょうか。
万双は、製造・直売をモットーとしておりますので、基本的にはあらゆる修理に対応可能でございます。修理に関するご質問は、お問い合わせフォームより随時承っております。
修理にかかる費用はどのくらいなのでしょうか。
製品の状態によります。お問い合わせフォームよりご質問頂ければ、逐次回答申し上げますので、お気兼ねなくご連絡下さい。
インターネット通販の在庫と、店舗の在庫は連動しているのですか。
製品ラインナップにつきましては、基本的に実店舗と万双.net(インターネット通販)で違いはございま
せん。しかし、その在庫状況につきましては、店舗/万双.netで独立管理しております。
製品がなかなか入荷されないのですが。
万双製品は全てハンドメイドで生産されておりますため、一度完売になりました製品につきましては次回入荷まで数ヶ月時間を頂くこともございます。
完売を避けられる在庫管理へ向け少しずつ改善して参りますので、何卒ご理解のほど宜しくお願い申し上げます。